ごあいさつ
はじめまして、和歌山の呉服屋「べにや呉服店」です。南海和歌山市駅のすぐそばで、着物の販売をさせていただいております。    
べにや呉服店は明治11年(1878年)、初代熊五郎が神戸元町で『紀の国屋本店』として創業。戦災に合い、昭和21年(1946年)に二代目正成が和歌山にて『べにや呉服店』として営業開始。
そして現在、創業より130年以上が経ち、四代目晃広が店主を務め、五代目晃輝・真友梨とともに営業しております。



〈着物について〉

日本の装束というものは、古代からの長い歴史の中で、社会の変化に応じて、変化、進化してきました。現在着物とよばれるものも、そういう大きな歴史のつながりの中で生まれ、洗練されてきたものです。    
着物にとって転機となったのが明治時代。明治時代、まずは公の仕事着として洋装が取り入れられ、その後時が進むにつれ、段々と洋装の着用が増えていき、日常着も和装から洋装へとシフトし、和装は礼装として着用されることが多くなっていきました。日常着として洋装が大勢をしめるに至り、和装はそれまでより日常から離れた存在となりました。    
そこに、皇后美智子様の美しい和装姿への注目の高まりや、日本の高度経済成長期などの要素が相まって、着物があこがれのぜいたく品となり、お子さまの嫁入りのために、着物を箪笥いっぱいに用意する、というような時期につながりました。それはしかし、いつしか、着物を用意しないといけない風潮となってしまいました。    
経済の停滞期に入るにつき、その時も過ぎ、着ない着物を用意するという風潮ができていたため、「着ないのに用意しないといけないもの」というような、消極的に見られる方を生むことにつながってしまいました。    
また、その時期にはとにかく売れればよい、というような姿勢の呉服屋も出てきて、呉服業界自体のイメージの低下にもつながることになりました。    
しかし、現在、用意するもの、という風潮が薄れてきたことから、かえって、積極的に着物に価値を見出される方が増えてきたように感じます。たとえば、ご友人の結婚式やお子さまの入学式に着物でいきたいから訪問着を着たい、とか、茶道をやっていて、お茶会のための着物を着たい、など。    

着物をもとめる心というのは、どこからくるのでしょうか。    
着物を着たことがある方は、着物を着て、帯を締めると、心も引き締まる、という経験はないでしょうか。着物を着た時の、心が引き締まる、特別な感じというのは、日本人にとっては、他の装束では味わえない、着物でだけ、というものがあると思います。    
着物は、日本という国が年を重ねるなかで、自然に、生まれ、洗練されてきました。その傍らにいたのは、われわれの先祖たちです。    
いざという場面ほど、日本人の装束である着物を身にまとい臨みたい、という気持ちは、そういった、親から子へと、遺伝子を受け継ぎながらいのちが続くなかで、ともに歩んできた着物というものへの、心に染み付いた、遺伝子レベルの特別な感情というものがあるからとしか思えないのです。    
〈べにや呉服店の役割〉     

着物を着る、という日本の装束文化は、現在着物と呼ばれるものができるまでにも変遷、変化、進化はありましたし、それからも、立場やつくりの変化というのもあり、現在に至っています。     
これからも生きた文化である限り、着物というものは変遷、変化、進化をしていくのでしょうが、ぱったりとなくなってしまってはいけません。着物を着る、という文化を、しっかりとつないでいくことが、べにや呉服店の役割だと考えております。

現代、着物が普段から触れる日常着ではなくなったことから、専門家によるアドバイスというものが不可欠になっています。明治創業の老舗専門店としての、着物についての知識を活かして、お客さまにご安心していただけるアドバイスをさせていただきます。    
また、お客さまには、できるだけ質の高い、ほんものの着物を身にまとっていただき、その特別な気持ちを味わっていただきたく、予算内で少しでも質の高いほんものの着物をご提供できるよう、日々務めております。コストを下げるため、つくり手さんから店舗までの距離をできるだけ近くするよう、新たなつくり手さん、問屋さんとのつながりを、つくり続けております。     

お客さまには、場面に合わせた着こなし、着物の質にも胸を張り、その場に着物を身にまとい臨んでいただき、     
そして、着物っていいものだな、と改めて思っていただければ、と思います。     

着物のことならどんなことでも、まずはお気軽にご相談くださいませ。
    


和歌山市西布経丁1-11       
Tel.073-423-0654
Mail.info@beniya120.com
営業時間:10時〜19時
定休日:火曜日と、祝日の月曜日

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